自己暗示法
自己暗示法は赤面症克服法のひとつの方法です。
自己暗示法というのは、ある「キーワード」を決め、その「キーワード」を思い浮かべることで、体や心の緊張を取り除こうという方法です。「キーワード」はリラックスしやすい言葉でもかまいませんし、リラックスした情景やセルフ・イメージでもかまいません。訓練により、その「キーワード」を思い浮かべるとで、緊張を解き、リラックスできるようにしておき、赤面症になりそうになったとき、その呪文を唱えて、「血が昇る」という状態を解消するのです。これを繰り返すことで、いつでも赤面症の症状を抑えられるようになり、それが安心感を生んで、最終的には赤面症が克服できます。
第一線で活躍している成功者、例えばスポーツ選手や政治家などは、成功した自分の姿を常にイメージしている人が多いようです。これも一種の自己暗示法といえるでしょう。つまり、「赤面してしまう自分のイメージ」を強く持っているために、赤面症になっているともいえるのです。こうした状況を変えるには、自己暗示法によって、赤面しないでリラックスできる自分のイメージを思い浮かべればいいのです。
また、赤面症を克服するだけではなく、様々な場面で「良いイメージ」を持つことは、成功をするためにはかかせないと思います。
ただし、自己暗示法は簡単にできるとは限らないので、良い指導者のもとで適切な指導を受けください。