赤面症克服方



原因を考え過ぎない

赤面症克服法のひとつに、赤面症になった原因を確認し、それに慣れるように訓練する方法があります。これは、最初にどうして赤面したのか、そのきっかけを思いだし、赤面しなくなるようにその場面に「慣れる」ことを繰り返す方法です。

 

 

しかし、このような方法は、必ず医師の指導のもとで行うようにしてください。というのは、こうした方法が赤面症克服法として有効な場合もありますが、赤面症・対人恐怖になった原因によっては、反対に、患者にとって大変つらいこともあるからです。例えば、ひどいイジメを受けたり、性的な被害を受けた、などが原因の場合などは、素人判断でこうした方法をとると、心の傷に触れることになり、大変に危険です。

 

 

こうした原因を確認する方法とは逆に、赤面症になった原因を考えなうようにする赤面症克服法があります。これは、赤面するようになった原因が何であれ、まず、赤面症の症状を改善しよう、という考えです。社会復帰・学校復帰を果たすために、ともかく赤面症を改善しよう、という考えは、有益です。悩んでばかりいても、せわしない現代においては、世間はどんどん動いてしまいますよね。

 

 

また、人によっては、「もともとは、イジメた人が悪いのだから、赤面症になっても仕方がない」などと、あきらめの気持ちになることもあります。原因を追究する赤面症克服法は、素人判断で行うのはたいへん危険だと思ってください。