統合失調症
自分でできる赤面症克服法もありますが、気をつけなくてはいけないのは、赤面症・対人恐怖症の根本原因が、精神的な疾患や、人格障害などある場合です。赤面症克服法を行なおうとする人の多くは、自分はまだ「精神科の先生に相談するほどではない」と思っているでしょう。しかし、精神科の先生に相談するということは、他の精神的な疾患から対人恐怖症の症状がでているのかどうかの診断が得られるということです。つまり、根本的な原因を確認できます。
統合失調症とは、ひとつの目的に向かって行動することが難しくなる、という症状があります。その過程で、妄想やら幻聴やらを伴う場合もあります。「他人に笑われている」「他人が攻撃してくる」という妄想から、対人恐怖症が起ることもあるのです。
患者さん本人は、赤面恐怖「だけ」が症状だと思っているかもしれません。しかし、専門医に診てもらうと、他のいろいろな症状に気付くかもしれません。統合失調症は、適切な治療を行ってくれる先生が多数います。また、適量を適切に服用すると、症状が改善される薬も開発されています。まずは、専門の先生の治療を受けてみてください。