赤面症克服方



自助組織に参加する

悩んでいるのは「自分だけではないんだ」と気がつくことが、赤面症克服法の第一歩となることが多いです。これには自助グループに参加するという方法があります。この方法が有効なのは、赤面症克服法だけにかぎりません。対人恐怖症そのものを改善する方法として有効です。

 

ただし、全く知らないグループに参加するのは、治安上の問題からもお勧めできません。電話やメールだけで確認をとって、いきなり参加するということも、なかなか難しいと思います。対人恐怖症の人にとっては、こうした行為そのものに、大きな抵抗を感じることでしょう。そのため、赤面症克服法のために、対人恐怖症の自助グループに参加しようと思ったら、まずお医者さんに相談してください。病院から紹介を受けたり、病院が主催しているグループに参加するのが良いでしょう。

 

 

NPO法人「生活の発見会」は、森田療法を受けている患者の自助グループです。この法人は歴史も古く、また治療法の一部として確立されているグループです。

 

 

ところで、疾病の種類によっては、患者同士の集まりに参加しないほうがいいこともあります。たとえば「摂食障害」がそれです。こうした疾病の患者は、同じ症状の人が集まることで、一歩間違えると「やけ食い大会」になってしまうケースもあるといいます。